…こんなものかと思いふと目を上げると、すぐ前にウミナシジがころりと転がっていたのでゲット。かろうじてサイドにオレンジ&白斑が見える。この浜で…何個目だったかな。ガスばかりだけど…。まあいいや、来た甲斐はあったというもの。
周囲には海藻類もそこそこ揚がっているが、たいしたことはない。ギンカクラゲが幾つかまとまって打ちあがっていた周りを探索して、ヒメルリガイ1を発見。この貝は小さいが、浮遊貝の中で一番「瑠璃瑠璃している」ので何か好きなのだ。
…てな感じでまったり遊んでいると、いきなりザザザザザ…という音とともに、崖上から男性がロープで降下してきた。次いでもう一人。
多分あの人たちだろうなあ(だいたいこんなところをこんな日に降りてくること自体、可能性は極度に絞られざるを得ない)、と思いつつそ知らぬ顔で探索を続け、ツグチとガスウキを追加したところで声をかけられる。案の定?ryouさん父子であった。やはりなあ。二馬力で貝溜まりを猛然と探索し始めた二人に敬意を表し、そろそろ他のポイントへ気が向いていた私は、しばらくしたのち挨拶しつつ撤収。
…その足でスピルラ浜へ。やはりここの方がギンカクラゲの打ち上がりは多い。残り福はないか、と丁寧に海藻を探っていると、小さいながらアサガオガイ1を発見。これで昨日今日浮遊性貝類3種目をゲット。調子に乗ってヒルガオガイも…と思ったがさすがになし。クチムラサキの大ガスを見付けたがスルー。北の浜へ向かうことにする。
バーベキュー軍団の大狼煙をかわしつつ北の浜へ。これまた遅れて揚がった中小貝狙い。波打ち際ですぐにクチムラサキガス成貝(珍しくきちんと成貝)を拾ったのち、貝溜まりをぼちぼち見て、なかなか良さげなウキ1を追加する。ここでお昼、陽も照り始めていよいよ暑くなりそうだったし、渋滞は真っ平だったのでさっさと揚がることにする。駐車場のおばちゃんに、何だか嫁に電話する用事があるから携帯を貸してくれ、と言われたが、こんなところに持って来ている訳がなく(私をよく知る人にとっては当然の事実。)、ゴメンねと告げて撤収した。