…黒生アダルト!!!!
やったね!と一人完爾としつつ、強欲モード発動!
…と、ここで気づいたのだが、明らかに波が高くなってきている。時計を見ればほぼ干潮。岩をよじ登って高みに上がると、やはり風に背中を押される。ここから先、荒磯っぽいところを見るには急いだ方が良さそうだ。とはいうものの、その手前の低い磯や潮溜まりも気になるところ。なるようになるかとペースを崩さず探索続行。小穴にハナマル連打が続く中、スルーしようと思った岩にちらりと細長い姿が…。螺塔がハナマルにしては高い。近づくと表面にかすり模様。
これは…
ヤクシマ幼貝!
一応岩からはがして確認。ふと周囲を見回せば、一昨年ほぼ同じ場所でヤクシマ幼貝を見つけた地点だったことを思い出す。ふーむ、またもや…。
取りあえず、もとの岩穴へリリースする。あと1〜2ヶ月で少しでも育てよ。
さらに先へ。風が明らかに出てきて波も高まっている。磯の先端部は避けて潮溜まり付近を集中探索。メが多くオミナエシは少なめ。チャイロキヌタは姿を見せず。キイロはあれっきり。ここではそれほど着いていないのか。うーむ…。
砂浜を越えて昨年サメをゲットした付近へ。入り江状のところなので波は静かだが、潮が上がり始めている。サメを見つけた岩穴も水面下。あきらめて周囲の岩陰を探索する。ここはメだらけ。突き出した岩の下、そこここで「ぶら下がり」している。
…と、一つだけ妙に黒っぽい。???と思いつまみ上げて見る。あら。
黒生(亜成貝)。
…見付かるときはこんなものか。背中には雀斑模様が出始めていたが、口を見るとまだ未完成だったのでリリース。水温が高めに推移すれば越冬出来るかもなあ。
さすがにくたびれてきたし、潮も急に上がってきたようなのでここで撤収。幼貝が多かったが、種類からみても、来月に期待がつながることになった採集行でありました。